私も行っていた「せたがやバンドバトル2017」。グランプリが3バンドに決定したと思っていたら、何と!
後日3バンドのグランプリが取り消された
ようです。世田谷区議の田中優子さんの以下のツイートで知りました。
今日は議会質問で「せたがやバンドバトル決勝大会」での事件(主催者のせたがや文化財団が、大会当日に発表し表彰した“グランプリ”を受賞者から剥奪しようとしている問題)を取り上げました。文化財団のごまかしだらけの言い訳に「なんだそれは!」「ひどいなー!」と、議場全体が盛り上がりました。 pic.twitter.com/8i6rMXZkdA
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月24日
「せたがやバトルバトルのグランプリを、せたがや文化財団が後から剥奪した事件」。今日の区民生活委員会で他の議員から出た意見その1→自分は会場に行っていたが、グランプリ3バンドと発表して表彰式も行われた。メール1本で取り消せる話ではない。世田谷区としてこんなことがあってはいけない。
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月27日
「せたがやバトルバトルのグランプリを、せたがや文化財団が後から剥奪した事件」。今日の区民生活委員会で他の議員から出た意見その2→審査委員長が「1等賞が3組」と発表したなら、1等賞は普通グランプリだし、司会者もグランプリと言って誰も訂正していないのだから、そのままでいくべきだ。
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月27日
「せたがやバトルバトルのグランプリを、せたがや文化財団が後から剥奪した事件」。今日の区民生活委員会で他の議員から出た意見その3→アマチュアバンドの大会で、区民の皆さんに楽しんで戴くイベント。直木賞や芥川賞でもあるまいし「今年はグランプリ該当なし」というやり方には問題があるのでは?
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月27日
「せたがやバトルバトルのグランプリを、せたがや文化財団が後から剥奪した事件」。今日の区民生活委員会で他の議員から出た意見その4→プロを要請するものでもないのに「今年はグランプリのレベルには達しない」って何?「その代わり1等賞が3つ」とは?1つに絞りきれなかった審査員の腕が悪い。
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月27日
「せたがやバトルバトルのグランプリを、せたがや文化財団が後から剥奪した事件」。今日の区民生活委員会で他の議員から出た意見その4→区民が楽しむために税金を使って開催しているイベント。審査員が線引きして「このレベルに達しない」なんてやるなら、このバンドバトルはやめた方がいい。
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月27日
「せたがやバトルバトルのグランプリをせたがや文化財団が後から剥奪した事件」。今日の区民生活委員会での部長答弁→「審査会では今年は例年のグランプリの技量に達したバンドはなかったためグランプリは無しと決定した」。って、えー?!1つは昨年のグランプリ受賞バンド。今年はどういう基準なの?
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月27日
「せたがやバトルバトルのグランプリをせたがや文化財団が後から剥奪した事件」。今日の区民生活委員会での部長答弁→「当日、グランプリと言ってしまったことは本当に申し訳ない。グランプリと言ってしまった事実があったにもかかわらず、文化財団・音楽事業部はその重大性を認識していないと思う。」
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月27日
「せたがやバトルバトルのグランプリをせたがや文化財団が後から剥奪した事件」。今日の区民生活委員会での部長答弁→「審査委員長の湯川れい子さんは“1等賞”と言った。確かに1等賞と言えば一番いい賞なので、司会のコメントがなかったとしても、グランプリと受けとめられても仕方がないと思う。」
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月27日
「せたがやバトルバトルのグランプリをせたがや文化財団が後から剥奪した事件」。今日の区民生活委員会での部長答弁→「文化財団・音楽事業部は、審査をして賞を決定するということの重さを全然理解していなかった。大会を目指して、一年間、練習して出られた方々に本当に失礼なことをしたと思う。」
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月27日
「せたがやバトルバトルのグランプリをせたがや文化財団が後から剥奪した事件」。2/24の私の一般質問から発展し、今日は委員会でかなり質問や意見が出たようです。区も「大変失礼なことをした。申し訳ない」と謝るなら、文化財団に、後からグランプリ剥奪ということ自体を撤回させるべきでは?
— 田中優子(世田谷区議会議員) (@setagaya_tanaka) 2017年2月27日
私も田中区議の意見に同感です。主催者はホームページにて以下のように経過を説明していますが、これはいかにも後付けの苦しい言い訳にしか聞こえません。
【経過とお詫び】
2月5日(日)に世田谷区民会館で開催した「第5回せたがやバンドバトル決勝大会」は、600名近い来場者を迎え、予選を勝ち抜いた11組のバンドによる熱い演奏が繰り広げられました。
審査の席上、審査員全員が「今年はグランプリ該当バンドはなし」という意見で一致、代わりに次点の3バンドに「賞」を贈ることになりましたが、表彰式では審査委員長から「1等賞が3組」と発表があり、一方で司会者からは「グランプリは3バンド」とのアナウンスがありました。
また、2月16日~17日には作成途中の結果報告とお詫びを、誤ってHPに掲載してしまいました。「グランプリ該当バンドがないこと」の周知や、発言の訂正・説明がなかったこと、賞の名称を確定しないまま進行したことなど、運営上の不手際がありました。
参加バンドはじめ関係各位、ご来場者、及び区民の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを、ここに深くお詫びします。音楽事業部では、今回の事態を反省し、再発防止と信頼回復に向けた対策を協議、実行していく所存です。今後も音楽事業部の事業への変わらぬご支援をお願いいたします。
当日の録画なり録音なりを確認して頂ければ分かると思いますが、審査委員長の湯川れい子さんは「今年はグランプリ該当バンドはなし」などとは一言も言っておられませんでした。あれでは「グランプリは3バンド」と思うのが当然です。一度はグランプリとなった3バンドの皆さんのことを思うと、何とも腑に落ちません。
私が思うに本来1バンドだったはずのグランプリを3バンドにしたことで、主催者が3倍の賞状や記念品、演奏の機会を用意するのが面倒になったからとしか考えられないですね(笑)。
このイベントを主催したせたがや文化財団は、世田谷区の外郭団体です。にも関わらず、このような杜撰な運営では批判を受けても仕方がないと思います。
当日会場で働いていたスタッフの皆さんはよく動いて頑張っておられたように見えただけに、このトラブルは残念でした。
追記:その後グランプリは当初の予定通り授与されることとなりました。
ひとまずは良かったと思いますが、今回の経緯を振り返って再発防止に努めて頂きたいと思います。
※余談ですが、同団体に関してはいくつか問題が指摘されていますのでご参考に。このような組織だからこういうことが起こってしまうのだ、と思わずにはいられません。